今まで生きてきて食べた中で一番美味しいと思った食べ物
小さいころからから食べることが大好きだった私は
大人になってからも一途に食べることが大好きです。
１０年ほど前は財布に余裕があるときはご飯旅行という名の旅行をし、美味しい物でお腹が満たされれば、財布がカラになっても苦にならないという贅沢な浪費家でした。
当時も一番は決めれなかった記憶があります。
なので
浮かんだものを上げてみる
・高校生時代に部室の裏でたべた どん兵衛
・たまたま通りかかった漁港で買ってお刺身にして食べた 鯵
・和歌山で食べた高い 梅干し
・近所の人にもらった高級そうな いちご
・沖縄で食べた脂身の少ない ステーキ
・高級ホテルで食べたフランス料理に出てきた テリーヌ？パテ？
・友人の結婚式の時に会場で食べた 鯛のこぶ締め
・接待で食べさせてもらった 鯛のあら煮
・友人の家にお邪魔したときにごちそうになった カレー
まだまだ出てくるがこのあたりで。
食べたものと一緒にその時のシーンが出てくるものがほとんど
いまも書きながら一つ出てきた
もしかしたら一番心に残っているかも
しかもストーリー性あり
私が今まで生きてきて食べた中で一番美味しいと思った食べ物は
こんな状況の時に食べたものでした。
実は数年前、仕事上のアクシデントで高額なお金を急遽立て替えないといけない状況が発生しました。
手持ちや貯金だけでは足らず、パソコンや携帯など売れるものを売りつつ、身内から借金をしてなんとか難を逃れました。
がしかし
この後、新たに強烈な難がありました。
なんと
お金が１円もなかったのです。
なさけない・・・
よく聞く『１円もない』は、財布を除けば１円ぐらいはあるものですが、ほんとうに１円すらどこにもない状態でした。
これはまずい
立て替えたお金が返ってくるのは最長２週間でかかる。
これはきつい
と頭をかきむしっていると（イメージ）
ふと思い出す
そういえば昔、病気で入院したとき２週間以上、水のみの絶食だったじゃないか！
もしかして耐えれるのでは！？
水道の水があるし！
メタボ気味だからやせれるし！！
断食ダイエット流行ってたし！！！
いける！！
というわけで修行僧のような生活が始まりました。
※状況追記
・当時ちょうど引越をした直後で冷蔵庫はカラ（電源も入っていなかった）食材はゼロ
・携帯電話は売り払ったのでなし
・車は仕事仲間にレンタル中
・静かな山奥に引越したので自転車で行ける範囲にはコンビニすらない（あっても何も買えない）
・引越しの片付けをするつもりで仕事は休みにしていたため、誰も心配しない
スタートから３日目
病院での絶食経験があるおかげか、特に気合も必要なく部屋のレイアウトを楽しめる余裕がある
４日目
空腹感はないもののシャキっとしない（背筋がのびない感じ）
部屋のレイアウトに対するやる気が冷めてくる
５日目
トイレ以外動きたくなくなり、ゴロゴロしてテレビを見続ける
外で物音が聞こえるたびに『誰か来たか！？』と期待するが来ていない
６日目
トイレ以外動かない
テレビ番組の内容にイライラしだす
７日目
病院で２週間以上耐えれた時の記憶を疑いだす
ちょっと顔がやせてきたように思うがお腹まわりは変わらない
（どうでもいいと思う）
８日目
自分のことがアホだと気づく
（理由：病院で２週間以上耐えれたのは点滴していたからだと気付いたから）
焦るが頭がまわらない
食べ物がないか探しだす
９日目
奇跡の９日目
ここである食べ物を発見した。
ある食べ物とは
スーパーやコンビニでもよく見かける
パソコンのキーボードのキーの形をした
チョコレート
しかも
４つも
というわけで、
このとき食べた、１つ目のチョコレートが
ものすごーーーーーーく美味しくて美味しくて
泣くまではいかないが涙目で食べました。
１０日目以降のお話はまたにします。
最後に教訓
・自営業は命がけ
・前提の間違いは命取り
・断食ダイエットは栄養失調体型を手に入れるためにある
・食べ物は大切に
